意外と知らない?ぎっくり腰ウワサの真相
毎号、健康新聞をご覧いただきありがとうございます。
院長の森です。
みなさん、よくご存じの「ぎっくり腰」ですが、正式には「急性腰痛症」といいます。
腰まわりの筋肉や靭帯、関節への負担によって起こります。
今回は、受傷した際の新常識などについてお届けします。
意外にもぎっくり腰には前兆があります。
「30分以上座っていると腰が重くなったり、硬さを感じる。」
「動かすたびに違和感を覚える」
など、多くの方がこれらの放置によってぎっくり腰が起きたことを後になって気づきます。
確かにどれだけ注意しても起きてしまうのがぎっくり腰ですが、そんなときにNGとなる行動があります。
患部を冷やし過ぎてしまうことです。
以前は感覚がなくなるほどの冷却が推奨されましたが、現在は冷やし過ぎて感覚の鈍くなった患部を動かして治りを遅らせる可能性、血流の滞りによる筋肉への栄養の阻害が危惧されるようになりました。
そこで受傷直後の冷却は、
3~4分冷やす
↓
1時間程度の間隔を置く
↓
3~4分冷やす
の繰り返しで様子を見ましょう。
また、過度な安静も治りを遅くする可能性があります。
損傷の状態、冷やすか温めるか迷ったときは、すみやかに当院にご相談ください。